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目標を明確に持って頑張る前にやることがあるって気づいていますか?

明確な目標の前に必要なこととは? 自分磨きの方法

明確な目標を立てて計画的に行動すれば、必ず結果は手に入る。

なんて言う人、いますよね。
確かにこれは真実ですが、もしこれが本当なら世の中の人はみんな、手に入れたいものを手に入れていると思いませんか?

でも、全然そんなことない(笑)

なぜだと思いますか?
それは目標が明確じゃないから?
それとも計画的に行動できないから?

実はその前に、決定的なことが抜けているんです。
これが抜けているから、目標が明確にならないし、計画を立てても行動が出ない。
多くの人はこれが抜けていることに気づいてすらいない・・・

今回はこの「抜けているもの」について考えてみたいと思います。

え、そんなこと?
でも「そんなこと」を抜きにして結果を求めている人だらけです(笑)

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明確な目標を立てるよりも大切なことが抜けている

では、その「明確な目標を立てるよりも大事なこと」ってなんでしょうか?
それをこれから教えますね、それは・・・

その結果を本当に求めてるかを考える。

その結果を本当に求めていますか?

え、なにそれ?
当たり前じゃん、だから目標を立ててるんでしょう。

きっとあなたはそう思うことでしょう。
そんなあなたにもう一度訊きますね。

本当に、その結果を求めていますか?
心の底から?何がなんでも?絶対に?
それが得られなかったらどうなっちゃいますか?

多くの人が目標を立てます。
そしてその目標を手にするための方法論を知りたがります。
たどり着くのが「目標は明確に」という「魔法の」フレーズなんです(笑)

でも私に言わせれば、こんなの魔法でもなんでもありません。
「目標は明確に」ははっきり言って「謎の」フレーズです。
目標だけいくら明確にしたところで、ほとんど意味がありませんからね。

だって、もしもあなたが欲しくもないもののためにそれを手に入れることを「目標」にしていたとしたらどうでしょうか?
そしてその「欲しくもない」目標のために計画を作って「やりたくもない」行動をずっと続けられますか?

目標を立てる前に立ち止まって考えてみる

これは少々極端な例であることは認めます。
でも大なり小なり、本気で手に入れたいものではない「目標」をたてて頑張ろうとしていませんか?

たとえば「今年こそ英会話をマスターするぞ」とか目標を立てて英会話教室に通い始めてみたものの、仕事が忙しくてつい英会話教室は欠席しがちになり・・・
気付けば英会話教室はやめてしまい、当然英会話なんて全然出来ないまま。

なぜこうなるかといえば「なぜ英会話をマスターしたいのか」の部分が弱いからじゃないですか?

なぜ英会話をマスターしたいんでしょうか?

海外での生活が夢だから?
仕事で必要だから?
出世に有利だから?

いいでしょう、その理由で英会話を始めたんですね。
じゃ、もう少し深堀りしてみましょうか。
例として海外生活がしたい、という理由について考えてみましょう。

本当に海外で生活したいんですか?
海外生活にどうして英語が必要なんですか?
そんなの事前にマスターしなくたって、海外に行ってからでもマスター出来ませんか?

・・・だって、英会話が出来ないと海外に行って困るだろうし。
海外の人とのコミュニケーションにも必須だし、だから英会話をマスターしたいんだ!

なるほど。
じゃあ英会話をマスターしたら海外に行くんですね?海外に住むんですね?
今の会社はどうしますか?やめますか?
家族はどうしますか?海外で生活するためのお金はありますか?

ああ、うざい!
と思っていますね(笑)
でもこれがすごく大事な部分なんです。

そこまでしてでも「手に入れたい」ものなのか?

ここが弱かったり無かったりするのに目標なんか立てても、そんなの「絵に描いた餅」以外の何ものでもありません。
だから何かが起きるとすぐにやる気をなくすし、やめちゃうんです。

倒れるときは前のめり?だから倒れるんです

先日、あるQ&Aサイトを見ていたら「目標を立ててもすぐ行動が止まってしまい前に進めない、どうすれば前に進めるか」という質問に対する答えに以下のようなものがありました。

10年後になりたい自分を設定しそこから逆算する。
大きな目標を立てて、それを達成するために小さな目標をひとつずつクリアしていく。
いちど決めたら目標クリアまで全力で努力する。倒れるときは前のめり。

いかがでしょうか?
ふんふん、なるほど自己啓発書なんかに書いてありそうな内容ですよね(笑)
あなたはこの回答で「前に進める」と思いますか?

私には到底ムリだと思えます。

10年後にどうなりたいのか、を明確に持っている人って世の中にどのくらいいるのでしょうか?
もちろん漠然と「こうなっていたら良いな」くらいは誰にでもあると思いますが、それを手にするために逆算して「この1年でこうなる」「半年後にこうなっている」だから今月は「こうなっている必要がある」だから今週は「こうなる」ために頑張る・・・

そしてそのために決めた目標は全力で取りに行く?

この回答をした人は本気でこんなこと考えているのでしょうか?
というか、恐らく机上の空論でご自身もこんなこと出来てはいないのでは?
と思ってしまいます(笑)

これじゃ前のめりかどうかは別にして、間違いなく倒れます。

しっかりと現実を見ること

だってそうでしょう?
10年後にどうなっていたいかって、そんな先のこと明確に思い描けている人なんてほとんどいません。
そんな漠然とした目標のために全力で努力できるほうがおかしいです。

人間は「これはいける」とか「これはいけそうだ」と思えたことには力が入りますが、結果にリアリティを伴わないことのために本気になるのは難しい生き物です。
そこを無視してしまっては、どんなに立派な理屈も「絵に描いた餅」に過ぎません。

発想が逆です。

まず、今の自分をしっかりと直視することです。
今の自分のままで何が不満なのか、今の自分をどうしたいのか。
ここが最初にあるべきなのにそれを無視してしまう。

世の中の自己啓発書や「にわか評論家」たちはみな口を揃えて「まず結果を決めてから逆算して行動計画を立てましょう」といいます。
それでどれほどの人が結果を手にしたのでしょう?
あなたの周りに大きな結果をこの手法で手にした人はいますか?

確かに有名なアスリートとか起業家のなかにはこれを実践した人もいることでしょう。
しかし、世の中の大半の人がそういう人と同じように出来るかといったら疑問です。

もちろん理屈の上では「可能」でしょう。
しかし現実問題として本当に誰にでも「可能」な理屈なんでしょうか?
ここは落ち着いて自分の「現実」を見つめることが必要だと思います。

逆算ではなく「たし算」の発想

ここでとても大事なことをお話します。
ある意味、他の自己啓発系の書籍やコーチ、カウンセラーが言っていることと逆行する内容かもしれませんが、ここは敢えて本音でいきたいと思います。

10年後の自分がどうなりたいかなんて、どうでも良いのでは?

なぜ今から10年後を規定してしまう必要があるのでしょうか。
規定してしまうことで、あなた自身の未来の可能性を限定してしまう可能性だってあるんですよ?

10年後、こうなれたら良いな、くらいの軽い思いを持つのは結構です。
でもあなたには他にもやりたいこと、実現したい夢があるのでは?
さらに言えば、これから生きていく中でもいろいろと出てくるかもしれませんよね?

10年後を規定してしまうことで、そうした可能性まで潰してしまうこともあり得るんだということを考えておく必要があると思うんです。
ですから、まずやるべきは「10年後を規定する」ことではありません。

今の自分を直視する

10年後になりたい自分がどうであれ、まずやるべきは「今の自分を直視する」こと。

いま、自分はどうなのか?
現状に満足しているのか?していないのか?
していないなら、現状の何に満足できないのか?なぜ満足できないのか?

最初にここをしっかりと「自分自身と対話」してください。

これをやることで、あなた自身が見えてきます。
現状の満足できないところ、その理由がはっきりすれば、それを解消するためには「どうなる必要があるのか」が見えてきます。

ここではじめて「じゃあ当面なにをすればいいのか」が見えてくるんです。

これは「10年後の結果から逆算した行動」とは異なるものであるのは当然のことです。
今のままじゃ嫌だ、変わりたい、じゃあ何をすべきか。
そこから得られた「こうすべき」という結論は、あなたにとって切実なものの筈です。

その「こうすべき」を行動していくことで、あなた自身が満足できない現状が少しずつ変化していきます。
変化したら引き続き、さらに前進するために「次は何をすべきか」を考えます。

以前よりは「少しは」よくなってきた。
でもまだ満足できない部分がある。
それを変えていきたい・・・

じゃあ次は「こうしよう」

という具合です。
これを繰り返していくことで「より良い自分」に変化していく。
その過程の中で見えてくるあなたの未来は、あなたにとって「手に入る」未来です。

10年先じゃなくて、ちょっと先

こうして「今よりちょっと先」の「こうなりたい」を実現するために小さな行動を積み上げていくことで、1年後には思ってもみなかった自分になっているかもしれません。
そして想像をはるかに超えた「10年後」になっているかもしれません。

この方があなたにとって「無理なく」実現できる未来だと思いませんか?

どうなっているか分からない10年後を無理やり決めて、そこから逆算して日々の行動に落とし込む。
この方法論を否定するつもりはありません。
現にこの方法で結果をつかみ取っている人だって僅かながらもいるわけですから。

ただ、多くの人は10年後にどうなっていたいか、なんて明確にイメージ出来ていない筈なんです。

今の世の中、変化のスピードが速すぎて未来がどうなるかなんて全く分かりませんよね。
どうなるか分からない未来にがんじがらめになるよりも、自分の現状を少し良くすることに全力で取り組むほうが良いと思いませんか?

それなら誰にだって出来ますよね?

まとめ

目標を明確に持つ。

一見、格好良いフレーズですが全然たいしたことないんです。
10年後を明確にイメージするのではなく、今の状況を少しだけ良くすることを明確にイメージする。

たったそれだけのことなんですよ。

それを淡々と繰り返すだけ。
それが年月とともに徐々に育っていって、大きな未来になっていく。

緊張することも、身構えることもない、ただ普通の毎日をちょっとだけ変えてみる。

今までよりも1時間、早く起きてみる。
読みたかった本を読んでみる。
上司の言うことに「少しだけ」抵抗してみる。
いつもすれ違うすてきな人に挨拶してみる。
平日に休みを取って、昼間からビールを飲んでみる。
ヨガ教室に体験入学してみる。
楽器を始めてみる・・・

ほんの些細な変化が、今まで見えなかった景色を見せてくれるかもしれません。
その景色を見たことで、あなたの未来がガラッと変わってしまうかもしれない。
そんな「小さな変化」を繰り返すことって、難しいことではないですよね?

日常を「ほんのちょっとだけ」変えてみる。

実はこれが「千里の道も一歩から」の正しい意味なんです(笑)

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