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ポジティブ思考にはデメリットもあることを理解しておいた方が良い

ポジティブ思考のデメリット 考え方のノウハウ

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

あの人は凄くポジティブな考え方をする、とか
あいつってネガティブだから、とか

日本人って、人の考え方にポジティブとかネガティブとか区分けしたがりますよね。
(海外がどうか、詳しくは知りませんが・・・)

そして多くの人がネガティブ思考よりもポジティブ思考の方が良いと信じているようです。

でも本当にポジティブ思考の方が良いのでしょうか?
今回はその辺について深掘りしてみたいと思います。

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ポジティブ思考とネガティブ思考の違い

そもそもポジティブ思考とネガティブ思考の違いってなんでしょう?

端的に言ってしまえば、物事(出来事)に対してプラスの側面から考えるのがポジティブ思考であり、逆にマイナスの側面から考えるのがネガティブ思考ということになります。

ひとつ例を挙げてみますね。

オリンピックの金メダリストをみて、
「いいなあ、これからの人生ずっと金メダリストとして生きていけるんだ」
と考えるのがポジティブ思考。

オリンピックの金メダリストをみて、
「あの若さで頂点を極めちゃったらこれからの人生で苦労するなぁ」
と考えるのがネガティブ思考。

さて、あなたはどちらに近いでしょうか?

ポジティブ思考が良いと考える人が多い理由

世の中の、少なくとも日本ではポジティブ思考が良いと考えている人が圧倒的に多いのが現状です。

たしかに度が過ぎればポジティブを通り越して「空気が読めないヤツ」みたいに思われることもありますが、程度さえわきまえていればポジティブ思考の方が理に叶っていると思われています。

日本のことわざに
「成せば成る、成さねばならぬ何事も」
というのがありますが、

このことわざから「何かを成し遂げたいのならばとにかく行動せよ、そうすれば事は成し遂げられる」と理解され、多少困難を伴うようなことでも果敢にチャレンジすることが美徳のように思われてきました。

たしかに身の丈を超えたある意味無謀なチャレンジでも、時として上手くゆくこともありますから、それを成し遂げた人は「すごいね」ともてはやされる。

そしてその人は自らの成功体験から「やれば出来る」と大声で吹聴し、それがいつの間にやら世間のスタンダードな考えになってしまいます。

この考え方は企業組織など利益追求型の世界では非常に便利です。
だって、本来の実力以上の結果に社員が一丸となって挑んでいくわけですから。

もちろん、毎回そうした身の丈を超えた結果が手に入る筈がありません。
目標が達成できなければ、次こそは頑張ろう、ということになって「何がいけなかったのか」をみんなで考えます。

これを繰り返し、何回かに1回くらいは大きな結果を達成できたりします。
するとその「結果」を得られたのだから、次はさらに上を、となる。

でも多くの場合、何か特別なことをしたからその結果が得られたのではありません。
たまたま大口の注文を受注できた、とか・・・

会社組織に長くいた経験のある方ならお分かりかと思いますが、上司は
「何か方法を考えろ」と言います。
自分でもその方法が思いつかないくせに「何か方法があるはずだ」と。

そしていつも通りの「身の丈に合った」結果しか得られずに終わるんです。

これが「ポジティブ思考の弊害」なんです。
最初から「何か良い方法」なんて存在しないんです。
だって、身の丈以上の結果を求めているのだから。

そこが冷静にみることが出来なくなるのがポジティブ思考の最大のデメリットと言えます。

これは会社組織に限ったことではありません。
ある女の子のことが好きで「勢い」で告白して木っ端微塵に砕け散る・・・
これも「成せば成る」みたいなポジティブ思考の弊害のひとつと言えるでしょう。

手に入れたいものを手に入れることが最大の美徳。

こうした資本主義の権化のような考えが、ポジティブ思考の根底にあるということを忘れてはいけません。

じゃあネガティブ思考の方が良いのか

ポジティブ思考はものごとをプラスの側面から考えるため、多くの場面では好ましい結果に繋がりやすいのは事実です。

しかしそうしたメリットばかりではなく、デメリットも存在することを理解しておく必要があります。
両手放しで「ポジティブ思考、最高!」と喜ぶのはあまりにも稚拙と言わざるを得ません。

じゃあネガティブ思考の方が良いということ?

そんな声が聞こえてきそうですね(笑)

私はそうした二者択一的なものの考え方がそもそも間違っていると思っています。
どうしてどちらか一方を選ばないといけないのか。
そんな必要性はどこにもないはずです。

勝つことが良いこと。
頑張って目標を達成することが正しいこと。
一流企業に就職できた人は三流企業に就職した人より優れている。

遊びでも仕事でも、勝つこと、トップを取ることが良いことのように思われています。
これはとても危険な考えだと思います。

頑張ってトップをとれた人は凄い人で賞賛される資格のある人。
頑張れなかった人は賞賛されることはない・・・

何故こんな考えが一般的になってしまったのでしょうか?

頑張った人も頑張らなかった人も同じ人間ですよ。
頑張らなかったことは決して悪いことでもなんでも無いはずです。
なのに、頑張らなかった人は何となく肩身が狭い。

頑張るか頑張らないか、トップを狙うか中庸を良しとするか。
これは完全に個人の価値観の問題です。
その選択に周りがとやかく言うべきことでは断じてないです。

ポジティブな考え方が良いとか悪いとか、ネガティブな考え方が良いとか悪いとか、そういう二元論的な考えはそろそろやめにしませんか?

人の数だけ価値観がある

私たちはひとりひとりが異なった、他に類のない個性的な存在です。

声が大きくて行動力がある人もいれば、人とのコミュニケーションが苦手でいつも下を向いている人もいる。
走るのがやたらと早い人もいる、6カ国語を自由自在にしゃべれる人もいる、どこでもすぐに寝られる人もいる、大食いの人もいる・・・

世の中にはありとあらゆる人がいるんです。
あなたもその中のひとりですよね?

そうしたひとりひとりに優劣なんかありません。

あの子はうちの子よりも駆け足が早いから優れた人だとか、
人見知りが激しい自分は誰とでもすぐ仲良くなれる人より劣っているとか、
そんなことを考えること自体ナンセンスです。

ポジティブ思考、ネガティブ思考も同じことです。

そこに優劣をつければ行き着く先は個人個人のランク分け。
そうした選民思考は厳に慎むべきだと思います。

どんな人にも、他の人にはない価値があるんです。
それを互いに認め合うことが、本当の意味でのコミュニケーションだと思うのですがいかがでしょうか?

まとめ

今回はなにかと優遇されている「ポジティブ思考」を題材に、その背景にある考えについて説明してみました。

あくまでこれは私の考えであって、この考えをあなたに押しつけるつもりはありません。

ただ、考えもせずに世間一般で言われていることを鵜呑みにするのでなく、自分なりに考えて自分の意見を持っていただければと思います。

今回の記事がそのきっかけになれば幸いです。

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