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八方美人は嫌われるかもしれないが、敢えてやめなくもいい理由とは?

八方美人は嫌われる? 対人関係のコツ

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

あの子、八方美人なところがあるから嫌い!
そういう八方美人主義は決して褒められたものじゃないぞ!
八方美人な態度はやめなさい!

八方美人という言葉は良い意味で使われることはありません。

でも、人は誰しも八方美人の要素を持っています。
これは良い悪いの話ではなく、世の中をうまく生きていくためには必要な能力だと言い切る人もいます。

仮にそうだとしても、八方美人主義は疲れます。

みんなからは嫌われたくないし、かといってどうすればいいかわからない・・・ですよね?

今回は八方美人について考えていきたいと思います。

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八方美人はなぜ嫌われるのか?

まず、八方美人とはどういう意味でしょうか?
何となく分かっているようでも正確に説明できますか?

八方美人とは、

「誰からもよく思われようと、如才なく振る舞う人」
 →多く非難の意を込めて使う(引用:明鏡国語辞典第二版)

つまり、誰に対しても「いい顔をする」ということですね(笑)
このことから、どこから見ても美しい人になぞらえて八方美人というようになったんですね。

これって敵に対しても見方に対しても同じく「いい顔」をするため、
「おまえ、どっちなんだよ!」
みたいに思われて信用をなくす・・・ということで非難されるんですね。

私も子供のころ、親に言われたものでした。
そういう八方美人な態度をとっているとみんなから嫌われて信用されなくなるよ、と。

でも本当に嫌われ信用されなくなるのでしょうか?

あなたの周りを見回してみてください。
八方美人だからって信用をなくしたり嫌われたりしている人っていますか?

社会に出ると「八方美人」は必須のスキル

社会に出てみると誰しも感じると思いますが、八方美人って案外嫌われたり信用を失ったりしないんです。

なぜなんでしょう?

それは「世の中が人間関係で動いている」ことを知るからです。
ものごとをうまく進めていくためには、あなたの周りの人たちと上手につきあっていく必要がありますよね?

そのために必要なスキル、それが八方美人主義といえます。

たとえば、赤は誰が見ても赤ですが、あなたの上司がそれを「青」と言ったらどうしますか?
はい、おっしゃる通りそれは青ですね、と言ってしまっては嘘をつくことになってしまいます。
とはいうものの、いいえそれは赤です、あなた以外の誰が見たって紛うことなく赤です、と言ってしまえば上司の機嫌を損ねてしまうかもしれない・・・

なるほど、見ようによっては青にも見えますね、でも私は赤だと思っていました。

くらいの「柔らかい」表現で上司に接したほうが良いと思いませんか?
これなら赤だと思っている人たちにも青だと言い張る上司にも「まろやか」に接することができますよね?

これが八方美人主義です。

偽善だと思いますか?

八方美人は社会の潤滑油

確かに、双方に反対しない姿勢は見方によっては偽善と言えなくもないです。

しかしながら、自分が正しいからといってその主義主張を相手の考えや立場、気持ちなどを考えもせず一方的に叫んだのでは、社会生活は成り立ちません。

ということをみんな分かっているから、八方美人な態度に関して寛容なんだと思います。

あいつ、誰にでも愛想よくしやがって・・・

なんて陰口くらいはたたかれるかもしれませんが、それでも陰口をたたいている本人だっていざとなったら周りの人に愛想を振りまきます。

それはみんな口には出さなくとも「八方美人」は世渡りには必須のスキルだということが分かっているからですね。

結果としてその場がギクシャクせずに済んだのならば、あなたのその八方美人な態度が功を奏したわけで、その場にいた人たちにとってはむしろ好都合なわけです。
ですからあなたが赤を青と言ったとしても、嘘つきとも思わないし信用できないヤツとも思いません。

だって自分だって同じことをするはずだから。

八方美人は直すべきか

辞書に書いてある通り、国語の意味としては八方美人は決して良い意味ではありません。

このことからもしかすると学校では「八方美人はよくない」と教えているかもしれませんね(実際に教えているかは調べたわけではないので分かりませんが)

結論から言えば、八方美人を直す必要はありません。

むしろ「八方美人度」をあげる努力をするくらいの方がいいと思います(笑)

先ほどは、上司に媚びるような形で如才なく振る舞う例で説明しましたが、じゃああなたが出世して多くの部下を持つ管理職になった場合にはどうでしょう?

会議の席で部下の一人が、誰が見ても赤なのに「青」と言い始めたらあなたはどうしますか?

おいキミ、それは青じゃないだろう、どう見たって赤じゃないか!

と部下の意見に反論しますか?

八方美人に立場の上下は無関係

これに「イエス」と答えたとしたら、きっとあなたは部下から信頼されていない「いやな上司」でしょう(笑)

いいでしょうか?

あなたが上司(つまり立場が上)だからといって、頭ごなしに相手を否定するのはやめたほうが良いです。

あなたの部下は、理由は分からないけれど「赤」を「青」だと思っている。
だとしたら、あなたがやるべきは頭ごなしに否定するのではなく、なぜその部下が「赤」を「青」と思ったのか考えることです。

考えて分からなければ部下に「キミはなぜそれを青だと思うんだ?」と理由を聞いてみることです。
そうして部下の考えに歩み寄る努力をする。
その上で部下が間違っていると思えば丁寧にその間違いを正していけばいいんです。

上司だからって上から目線で高飛車な態度に出ていいわけではないですよ!
部下に対して如才なく振る舞うことも、職場の人間関係を円滑にしていくためには必要です。

つまり、上司だって部下に対して八方美人になるべきなんです。

これができている組織は非常に柔軟性があり、外乱に対しても強い傾向があります。
逆に部下ばかりが上司に対して八方美人な態度を強いられている組織は風通しが悪く、何かあると不安定になりがちです。

上司だ部下だなんていうのは職制上だけの問題で、人間としては対等なんだと言うことがちゃんと分かっていれば、おのずと組織の風通しはよくなっていくものです。

八方美人を肯定すると、八方美人が減っていく不思議

ここまで説明してきたように、八方美人は社会では必要です。

ただしその必要性を正しく理解していることが重要になってきます。
先ほど説明したように、みんなが周りに対して如才なく接することで、そしてそれをみんなが理解していることで、組織は円滑に機能します。

そして円滑に機能するようになれば、互いに互いを尊重するようになっていきますので言いたいことが言えるようになっていきます。

そういう組織では、言いたいことを言ったとしてもそれを聞く周りの人たちが理解しようとし始めるんです。

結果として、八方美人でいる必要性が少しずつ減っていくんです。
八方美人でいることが、八方美人を減らしていく・・・なんとも奇妙ですが(笑)

まとめ

今回は八方美人について考えてきました。

国語の辞書では決していい意味に解釈されていない言葉ですが、社会生活を円滑に送るためには必須のスキルと言えます。

相手の意見に如才なく合わせていくのが八方美人ですが、周りがそのことをちゃんと理解しさえすれば、むしろ言いたいことが言える組織へと変化していくんです。

そういう意味からも八方美人は決して悪いことではないんです。

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